第37回日本がん看護学会学術集会

プログラム

日程表

2023年1月27日更新
日程表 2月25日(土)  日程表 2月26日(日)

▼ 指定演題
▼ 3学術集会合同企画
▼ 委員会企画
▼ 交流集会
▼ 教育セミナー

指定演題

会長講演

がん患者の持つ力を見出し支援する看護 
講  師  清水 多嘉子 (がん研究会有明病院 看護部長・副院長)
座  長  鈴木 久美(大阪医科薬科大学 看護学部 教授)
日  時  2月25日(土)9:30~10:00
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり

特別講演1

F. Nightingaleよりひも解く病気の見方と患者の生きる力
講  師  和住 淑子 (千葉大学 大学院看護学研究院 教授)
座  長  清水 多嘉子(がん研究会有明病院 看護部長・副院長)
日  時  2月25日(土)10:00~11:00
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   近代看護の祖といわれるF. Nightingale は、1859年、病気とは「癒やそうとする自然の努力の現れ(an effort of nature to remedy)」であるという画期的な病気の見方を発表して人間が本来もっている生きる力への着目を促し、看護を、癒そうとする自然の力が最も働きかけやすいように、最良の状態に患者を置くためのはたらきとして確立した。しかし、医療が発達し、さまざまな情報が溢れる現代では、多くの人が、不快や不調(=体からのサイン)を自覚しても、怖れや不安を感じ、それを自身のもつ生きる力と自覚できないまま、「外から何かを補う」という発想で対処しようとすることが多い。そのような対処が、かえって生きる力の弱体化を招き、結果として、望むような生き方をあきらめたり、行動を制限して自分らしさを失ったりしてしまうこともある。本講演では、F. Nightingaleの実際の著述を手掛かりに、病気の見方と患者の生きる力をひも解き、それをもとに、誰もが健康で調和した創造的な生活を謳歌することを支援する看護固有のはたらきについて考えたい。

特別講演2

喪失からの回復・成長 ~子どもの教育の視点から~
講  師  副島 賢和 (昭和大学 大学院保健医療学研究科 准教授)
座  長  加藤 恵 (武蔵野赤十字病院 看護副部長/がん看護専門看護師)
日  時  2月26日(日)9:10~10:10
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   病気に伴って「欲求が満たされない」「大切な人を失う」「大切なものを失う」「夢や理想を手放す・失う」「尊厳を傷つけられる・失う」体験をすることがある。そのような喪失からどのように回復・成長できるのか、そのプロセスをどのように支えることができるのかについて、子どもの教育の視点から講演いただき、病気のある子どもの支援、また、親が病気になったときの子どもの支援について考える機会としたい。
 講師は、“赤鼻せんせい”として知られ、NHKドキュメンタリー番組への出演や、テレビドラマのモチーフにもなった。子ども、保護者、教師のこころを大切にした教育活動、著書、また講演の実績を有する。

教育講演1

「事例研究」への現象学的アプローチ
講  師  原 哲也 (東京女子大学 現代教養学部人文学科哲学専攻 教授)
座  長  鈴木 美穂(慶應義塾大学看護医療学部 教授)
日  時  2月25日(土)11:10~12:10
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   看護実践を日々展開する中で、それら実践の一つ一つを意識せず、その意図や意義に気づかないことがある。そして、患者と対話を図る中で、次第に患者の表情・言葉が変化していく体験をすることがあっても、「なぜ変化したのか」「なぜうまくいったのか」実践を振り返ることなく当たり前として片付けてしまうことも多い。また、パターン化した自身の実践方法や考え方に「このケアで本当にいいのか」「患者ではなく、医療者の目標になっていないか」と自分の看護実践に不安を抱いたり、自身の中で看護を解釈したまま他者と共有できていないこともある。
 事例研究は、そうした無意識下で行われた実践を言語化し対話を重ね、行為の中の意味を見出していく。それは、臨床現場の看護師が日頃の実践の意味を理解し、実践する自信につながる一つの方法と考える。
 そこで、臨床現場で展開される看護実践を「事例研究」を通して、現場の看護師が事例研究を実施しやすくするためのポイントを学ぶ機会としたい。

教育講演2

人生100年時代 生き抜く!生き抜ける? ~健康長寿だけではなく幸福長寿実現のために~
講  師  飯島 勝矢 (東京大学 高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター 教授)
座  長  矢ヶ崎 香(慶應義塾大学 看護医療学部 教授)
日  時  2月25日(土)15:50~16:50
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   高齢者の人口割合の増加や入院期間の短縮、外来での治療の増加にともない、治療や療養を継続するために、高齢がん患者のアセスメントだけでなく自身が持つ力を引き出し支えていくという支援が求められている。「フレイル」とは、「加齢のために身体機能を支える恒常性維持機構が低下することで,ストレスに抗う力が低下し,健康障害に対する脆弱性が高まった状態」で、健康な状態と要介護状態の中間の段階を表す。治療や療養中の高齢がん患者であっても要介護状態にならないよう予防に視点を置いた介入が重要となると考える。
 老年医学の専門の立場からフレイル予防という視点から講演していただき、高齢がん患者への支援を考えることで、高齢がん患者の治療継続だけでなく、その人らしく生きていく支援への示唆を得たい。

教育講演3

急性放射線皮膚炎へのケアに対する知識をUp-to-date
講  師  日浅 友裕 (中京学院大学 看護学部 准教授/がん看護専門看護師・がん放射線療法看護認定看護師)
座  長  上間 美夕紀(がん研究会有明病院 副看護師長/がん看護専門看護師)
日  時  2月25日(土)15:50~16:50
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   急性放射線皮膚炎へのケアは、看護実践者にとって関心が高い領域である。その理由として、急性放射線皮膚炎は程度の差はあれ必発することから看護介入の必要性が高く、更にケアの成果が見えやすいことにある。また、皮膚炎は患者自身が容易に観察可能なため心理面へも影響し、症状の進行によってヒリヒリとした痛みなどの自覚症状を伴うことなどから患者のQOLへも影響する。皮膚炎を経験する多くの患者は外来通院で放射線治療を受けており、ケアにおいては軟膏類や衛生材料の選択のみならずセルフケアなど、患者の持つ力を活用していくことが苦痛を最小限にして早期に回復するためのカギとなる。
 現在、日本がん看護学会は、日本放射線腫瘍学会と協働して「急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン」を作成している。このガイドラインでは、急性放射線皮膚炎のケアは、重要な看護技術にもかかわらず臨床においては施設ごと、医療者ごとに考え方やケア方法が異なるため、一定のケアの方向性を示すことを重要課題に挙げ、推奨を提示することで患者のQOLの向上に寄与できることを期待している。
  今回、本教育講演にて「急性放射線皮膚炎のケアに関する合同ガイドライン」の作成の経緯やクリニカルクエスチョンの内容を一部ご紹介いただきながら急性放射線皮膚炎ケアに対する知識をup-to-dateする機会としたい。

教育講演4

がん医療に必要なヘルスリテラシー
講  師  中山 和弘 (聖路加国際大学大学院看護学研究科 看護情報学分野 教授)
座  長  荒尾 晴惠(大阪大学大学院 医学系研究科 教授)
日  時  2月26日(日)10:20~11:20
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   ヘルスリテラシーとは「健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定を行いながら、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの」と定義されている。
  患者は、受療行動から治療方針の決定、療養過程に至るそれぞれのプロセスにおいて、WEB上やSNS上に溢れるがん医療に関する様々な情報を入手し、解釈しながら自らのがんとの向き合い方を模索している。
  現在、患者や家族の「ヘルスリテラシー」を理解したうえで、その向上を支援していくための患者―医療者の関係性の構築が課題となっている。本講演では、「ヘルスリテラシー」の基礎について学び、ヘルスリテラシーを考慮した患者の力を見出すコミュニケーションのあり方について考察することを目指す。

教育講演5

がん看護に活かすヘルスアセスメント:臨床推論
講  師  山花 令子 (国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師)
座  長  松原 康美(北里大学 看護学部 准教授/がん看護専門看護師・皮膚・排泄ケア認定看護師)
日  時  2月26日(日)12:40~13:40
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   がん治療は近年、免疫治療やがんゲノム医療など新たな治療法が開発されている。そのため、がんに携わる看護師は、より複雑で高度化していくがん医療の中で、がんの病態と治療を理解しがん患者の生活を見据えながら患者の健康上の問題を日々観察し、認識し、情報収集し、アセスメントし実践している。情報を分析するためには、解釈、判断、推論が必要であるが、患者から得た情報の意味を解釈し、言語化する作業が必要であり、判断には根拠が伴う。そしてこれらを統合し、推論を立てていく。この思考過程を言語化し、他者と共有することでより質の高いケアの提供につながる。看護師が日々実践しているこれらのプロセスは、がんに罹患した患者がその健康状態を回復または維持し、生活に戻っていくうえで非常に重要である。
  ここでは、がん看護実践者の立場からがん看護におけるヘルスアセスメントについて話題提供いただき、今一度看護を振り返る機会としたい。

教育講演6

がん看護実践者のストレスマネジメント~患者の持つ力を支援するために~
講  師  鈴木 梢 (東京都立駒込病院 緩和ケア科 医長)
座  長  宗定 水奈子 (東京純心大学 看護学部 講師/がん看護専門看護師)
日  時  2月26日(日)14:50~15:50
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   がん看護の実践において、看護師は自分の感情を使いながら患者に向き合っている。患者をエンパワーメントするために、患者の思いを真摯に受け止め、意図を理解し、価値観に沿った看護を提供する過程において、看護師は患者の感情を追体験することでネガティブな感情に襲われることがある。そのような時に、自分の心の揺れを感じながらも、揺さぶられず、患者と共にその場に存在するために、看護師自身が自分の感情を客観視し、受け止め、鎮める術を持つことは、感情労働からくる疲弊を防ぐ意味でも重要である。
 また、患者をひとりの人として、尊厳をもって全人的に受け止めるためには、まず、看護師自身が、自分という存在をひとりの人として受け止め、理解し、大切にする必要がある。
 そこで本教育講演では、看護師自身のストレスマネジメントに着目した企画を考えた。がん看護の実践の場で、看護師自身がストレスマネジメントをすることの意味について、演者自身の経験を通して得られた知見と共に語っていただき、実際にその方法のひとつとしてマインドフルネスについてご紹介いただく。看護師自身が患者の良い環境でいるためにも、日々のストレスとの付き合い方のヒントを得る機会としたい。

シンポジウム1

未来を拓くがん看護の本質 ~これまでの歩み、そして未来へ~
シンポジスト  石垣 靖子 (北海道医療大学 名誉教授、日本がん看護学会 名誉会員)
 秋山 正子 (認定NPO法人マギーズ東京 マギーズセンターCSS(キャンサーサポートスペシャリスト)
 共同代表理事・センター長/(株)ケアーズ 代表取締役/白十字訪問看護ステーション統括所長)
 小松 浩子(日本赤十字九州国際看護大学 学長)
座  長  濱口 恵子(がん研究会有明病院/がん看護専門看護師)
 渡邉 眞理(湘南医療大学 保健医療学部 看護学科 教授/がん看護専門看護師)
日  時  2月25日(土)13:40~15:40
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   1970年代はがん病名告知の是非が議論されていたが、いまや患者本位のがん医療、協働意思決定(SDM)、ACPが推進され、時代やその価値観は大きく変化した。1990年代は専門看護師・認定看護師が誕生し、がん看護においても様々なスペシャリストが輩出され、病院や地域、教育現場、企業など多岐にわたり活躍している。看護師の在り方が多様化しても看護の本質は共通しており、豊富な経験や知識を持つ看護の諸先輩方に講演していただくことで、参加者ががん看護の重要性を再認識し、今後の活力につながる機会になればと考えている。
  講師の先生方は日本のがん看護におけるパイオニアであり、現在のがん看護の基盤をつくってきた方々である。かつての経験や現在の看護について考えていること、看護師たちへのメッセージなど、先生方が専門としている分野を中心に語っていただく。

シンポジウム2

第4期がん対策推進基本計画から考えるがん看護の未来
シンポジスト  原澤 朋史 (厚生労働省健康局がん・疾病対策課 がん対策推進官)
 木澤 義之(筑波大学 医学医療系 教授)
 田村 恵子(京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授/がん看護専門看護師)
 大西 啓之(特定非営利活動法人キュアサルコーマ 理事長)
座  長  小澤 桂子 (NTT東日本関東病院 看護師長/がん看護専門看護師)
 増島 麻里子(千葉大学 大学院看護学研究院 教授)
日  時  2月26日(日)9:10~11:10
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   2023年に第4期がん対策推進基本計画が施行される。
 本シンポジウムでは、まず厚生労働省の立場から、第4期がん対策推進基本計画の全体概要とその経緯、目指すところについて概説いただく。
 次に医師の立場から、第4期推進基本計画による今後の日本のがん医療の動向や波及効果、医療機関に求められる役割についてお話いただく。
 看護職者の立場からは、がん診療連携拠点病院等の指定要件もふまえながら、第4期推進基本計画実施にあたり看護師が担う役割やがん看護教育の展望についてお話いただく。
 最後に、がんサバイバー(患者・家族)の立場から、患者が尊厳をもって安心して暮らせるようながんと共生する社会や医療者への期待についてお話いただく。
 全体討議では、第4期推進基本計画を見据え、患者中心の医療の実現を目指すがん看護や医療チームの在り方、看護職者には何ができ、何をすべきかを広い視野から考える機会としたい。

シンポジウム3

治療後の暮らし ~頭頚部がん治療の体験から~
シンポジスト  岩井 美世子 (名古屋大学大学院医学系研究科 総合保健学専攻高度実践看護開発学講座 博士後期課程/
がん看護専門看護師)
 跡部 涼子(がん体験者)
 千葉 治郎(がん体験者)
 砂川 未夏(キャンサー・キャリア 代表)
座  長  祖父江 由紀子(東邦大学医療センター大森病院 主任/がん看護専門看護師)
 後藤 志保(がん研究会有明病院 看護師長/がん看護専門看護師)
日  時  2月26日(日)13:50~15:50
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   頭頸部がんは治療により、呼吸や食事、話すといった機能が障害されることが多い。そのため、術式を含む治療の決定の場面から急性期・回復期を経て、よりよい治療後の生活にむけた医療者の関わりは、患者を中心に患者のライフスタイルや価値観をもとに、患者とともに考える多様な支援の視点が重要である。しかし、多くの看護師は医療機関で治療直後の機能低下からの回復期を支えることが多く、患者がその後の生活の中でどのような体験をし、どのような工夫をして乗り越えているかといった情報を得る機会は少ない。 本シンポジウムは、今回の学会テーマである「がん患者の持つ力を見出し支援する」ために、がん体験者の方々に、ご自身のこれまでの治療に関連した体験とその時に支えになったことについてお話をいただく。また頭頸部がんを専門とするがん看護専門看護師からは、疾患に特徴的な生活への影響について、がん体験者の方々のお話を理解するための医療者側からのサポートをいただく。さらに、がん体験者でもあるキャリアコンサルタントの立場から、治療に伴う変化を経て就業することについてお話しいただく。 本企画を、頭頸部がんと診断され治療を経験した患者さんの体験を通じて、患者の持つ力と患者を支援する看護を考える機会としたい。

パネルディスカッション1

再発・進行期患者のエンパワーメントを考える
パネリスト  佐々木 治一郎 (北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 横断的医療領域開発部門臨床腫瘍学 教授)
 長谷川 一男(NPO法人肺がん患者の会ワンステップ 理事長)
 飯田 郁実(国立がん研究センター中央病院 副看護師長/がん看護専門看護師)
 福地 智巴(静岡県立静岡がんセンターよろず相談/Maggie's 東京)
座  長  渡邊 知映(昭和大学 保健医療学部 教授)
 森 文子(国立がん研究センター中央病院 副看護部長/がん看護専門看護師)
日  時  2月25日(土)10:00~12:00
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   がんに関する検査方法や治療の急速な発展により、がんは慢性期疾患と呼ばれるようになって久しい。そこからさらに治療方法は豊かになり、昨今では薬物療法の進化に伴い、再発進行期にあたる患者が治療と共に歩む道のりも延長されている。この結果、患者が社会生活を維持しながら治療を続けることに対する支援は、益々、重要となっている。
 この時期の治療は積極的な治療を中止するまで続き、終わりが見えない。また、次第に体力が落ちていき、副作用が重篤化しやすい。患者は希望を持ちながらも現実に向き合い、時には自身のゴールを下げることを余儀なくされる。このような荒波の中でバランスを取りながら進んで行くためには、うまく舵を取り続ける患者自身の粘り強さや底力が不可欠である。
 ここでは、それぞれの場所で、患者、家族をエンパワーメントし続けている4人のパネリストにご登壇いただき、曖昧さを伴いながら生きる再発進行期の患者を支え、その力を引き出し、維持するケアについて、豊富なご経験をもとに語っていただき、会場と共に多角的に考えたい。

パネルディスカッション2

地域における高齢がん患者の暮らしを支える~多様な場での安心を支える取り組み~
パネリスト  廣橋 猛(永寿総合病院 がん診療支援・緩和ケアセンター センター長)
 梅田 恵 (ファミリー・ホスピス株式会社 品質管理室 執行役員、副社長/がん看護専門看護師)
 佐藤 直子(東京ひかりナースステーション クオリティマネジメント部 部長/在宅看護専門看護師)
 髙橋 利果(未来かなえ訪問看護ステーション「すみちゃん」 所長/がん看護専門看護師)
座  長  田代 真理(聖路加国際大学教育センター/悠翔会在宅クリニック新橋/がん看護専門看護師)
 熊谷 靖代(野村訪問看護ステーション 主任/がん看護専門看護師)
日  時  2月25日(土)13:40~15:40
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   日本の高齢化率は29.1%(令和3年)と上昇の一途をたどっており、高齢のがん患者にかかわる機会は今後ますます増えることが予想される。高齢のがん患者は、がん以外に認知症など様々な疾患を併発していることが多く、治療やケアの意思決定支援、症状マネジメント、家族形態の変化に伴う老老介護や独居への対応など、様々な課題を抱えていることが多い。また、療養場所や看取りの場所も病院や自宅以外に施設など選択肢が多様化している。そのため、高齢のがん患者が、自分の持つ力を見出して、自らが望む場所で暮らしていけるように支援することは喫緊の課題であると言える。近年では地域の特性に応じた地域包括ケアシステムが構築され、高齢のがん患者にも多様な場におけるサービスが提供されている。
 ここでは、緩和ケア病棟の医師の立場から永寿総合病院廣橋猛先生にお話しいただき、施設の立場から看取りや第二の家としての施設の可能性を踏まえてファミリーホスピス株式会社の梅田恵先生からお話しいただく。また地域の特性をふまえた訪問看護に焦点をあて、多様な療養支援サービスの調整・連携など都市部の立場から東京ひかりナースステーションの佐藤直子先生、医療など社会資源の少ない過疎地の立場から未来かなえ訪問看護ステーションの髙橋利香先生からお話しいただく。
 それぞれの先生から高齢がん患者の療養場所の選択における意思決定支援や、望む場所での暮らしを支えるための課題や取り組みを紹介してもらい、高齢がん患者の暮らしを支えていくためのヒントを得る機会としたい。

パネルディスカッション3

がん患者の持つ力に沿った意思決定支援のアウトカム
パネリスト  大坂 和可子(慶應義塾大学 看護医療学部 准教授)
 浅海 くるみ(東京工科大学 医療保健学部看護学科 講師)
 江口 惠子(社会医療法人博愛会相良病院 顧問)
 会田 薫子 (東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター上廣講座 特任教授)
座  長  村上 好恵(東邦大学看護学部 教授)
 上垣 美江 (東京都立駒込病院 看護師長/がん性疼痛看護認定看護師)
日  時  2月26日(日)12:40~14:40
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   がんの病いのプロセスにおいて、患者・家族にとっては意思決定の連続と言っても過言ではない。そしてその意思決定により患者の生きる時間、人生の質が大きく影響される。一方、「がん病変に対する最善⇔人生の観点からの最善」「現時点での最善⇔将来を見越した最善」「患者の意向⇔家族の意向」が異なることがあり、看護師は患者・家族との対話を通して、潜在的な状況にも関心を寄せながらその人の持つ力を見出し、多職種チームメンバーとともに意思決定を支援している。
  日本がん看護学会学術集会においては、毎年、意思決定支援に関する議論や事例検討などを行ってきたが、意思決定支援のアウトカムに焦点をあてた検討はなされていなかった。
  看護師がエンドポイントをどのように設定して意思決定支援をするのかについても、そのときの状況により変わる。そんな中で、そもそも意思決定支援のアウトカムをどのように考え、どのように評価していけばいいのだろうか。
  “事例の振り返り”は大切にしつつ、研究データや実装研究の状況を共有し、臨床現場での意思決定支援の質を考え、明日からの看護に活かす機会にしたい。

3学術集会合同企画

3学術集会合同企画1

第37回日本がん看護学会学術集会、第31回日本乳癌学会学術総会、第47回日本遺伝カウンセリング学会学術集会

Gene Awareness ~遺伝腫瘍患者・家族のケアの充実に向けて~
講  師  稲荷 均(がん研究会有明病院 乳腺外科 医長)
 大川 恵(聖路加国際病院 遺伝看護専門看護師)
 幅野 愛理(がん研究会有明病院 臨床遺伝医療部 認定遺伝カウンセラー)
 三須 久美子(慶應義塾大学病院 看護師 認定遺伝カウンセラー)
 黄瀬 恵美子(信州大学医学部附属病院 看護師 認定遺伝カウンセラー)
 松本 恵(長崎大学病院 腫瘍外科 講師)
 太宰 牧子 (特定非営利活動法人クラヴィスアルクス/一般社団法人ゲノム医療当事者団体連合会 理事長)
座  長  大友 陽子(がん研究会有明病院 副看護師長/がん看護専門看護師)
 北川 大(国立国際医療研究センター病院 乳腺内分泌外科 診療科長)
 田辺 記子(国立がん研究センター中央病院 遺伝子診療部門 認定遺伝カウンセラー)
日  時  2月25日(土)13:40~15:40
会  場  第5会場(パシフィコ横浜ノースG402)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   がん薬物療法における薬剤選択のための遺伝学的検査、がんゲノム医療、そして2020年には遺伝性乳がん卵巣がんに関する検査や治療が保険収載された。がん診療の場で、医師から遺伝性腫瘍の可能性や対策について説明される場面が増えている。患者にとっては治療の選択肢が拡大し、また病的バリアントの有無について知ることは、患者自身だけでなく血縁者の健康管理を考える上での情報となることを踏まえた対応が求められる。一方で、遺伝性腫瘍に関するリソースは十分とは言い難いのが現状であろう。
 本プログラムに先立って、2022年12月に「遺伝性腫瘍診療のチーム医療の推進-Gene Awareness-」をテーマとしてプレイベントが開催される(オンデマンド配信予定)。本プログラムでは、プレイベントでのディスカッション概要に加えて、がん診療連携拠点病院を対象とした遺伝性腫瘍の医療に関する実態調査結果を報告していただく。また、がん看護に携わる看護師が知っておきたい遺伝性腫瘍に関する知識について整理していただく。さらに、臨床現場で直面している課題のいくつかを取り上げて取り組みの紹介をする。講師・参加者と共に、多施設、多職種、多分野の人々と情報交換・ディスカッションを通して交流を深めながら、日本のがん医療における遺伝性腫瘍患者・家族ケアの充実に向けた第一歩として、 まずは、がん看護に携わる看護師のGene Awarenessを高める機会としたい。そして、第31回日本乳癌学会学術総会、47回日本遺伝カウンセリング学術集会へとつないでいきたい。   

3学術集会合同企画2

第37回日本がん看護学会学術集会、第31回日本乳癌学会学術総会、第28回日本緩和医療学会学術大会

多職種でがん患者を支えるアドバンス・ケア・プランニング~実態調査結果から現状と課題を考える~
講  師  桜井 なおみ(キャンサーソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
 小林 隆之(がん研有明病院 乳腺内科 副部長)
 仁井山 由香(広島市立広島市民病院 主任看護師/がん看護専門看護師)
 坂本 はと恵(国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター 副サポーティブケアセンター長/
医療ソーシャルワーカー)
座  長  長崎 礼子(がん研究会有明病院 看護師長/がん化学療法看護認定看護師)
 品田 雄市(東京医科大学八王子医療センター 総合相談・支援センター 課長補佐/医療ソーシャルワーカー)
 相良 安昭(社会医療法人博愛会相良病院 乳腺・甲状腺外科 院長)
日  時  2月26日(日)12:40~14:40
会  場  第5会場(パシフィコ横浜ノースG402)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   高齢多死社会の進展に伴い、地域包括ケアの構築に対応する必要があること、また英米諸国を中心としてアドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning;ACP)の概念を踏まえた研究・取組が普及してきていることなどを踏まえ、2018年3月に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」が改訂された。そこでは、心身の状態の変化等に応じて、本人の意思は変化しうるものであり、医療・ケアの方針や、どのような生き方を望むか等を、日頃から繰り返し話し合うこと、すなわちACPの取り組みの重要性が強調されている。
 現在、日本のがん医療に携わる医療者、またがん患者や一般市民は、ACPについてどのように認識しているか、そこにギャップはあるのだろうか? また、がん患者のACPに関してどのような取り組みが実施されているか、地域や施設によりどのような違いが生じているだろうか?
 本プログラムに先立って、2022年12月に『様々なGapを埋め「生きる」を応援するアドマンスケアプランニング』をテーマとしてプレイベントが開催される(オンデマンド配信予定)。本プログラムでは、プレイベントでのディスカッション概要に加えて、がん診療連携拠点病院を対象としたACPに関する実態調査、がん患者・一般市民を対象としたACPに関する実態調査の結果を報告していただく。また、いくつかの病院等におけるACPの取り組みについて紹介していただく。看護師、医師、医療ソーシャルワーカー、がんサバイバー・一般市民の立場の講師に加え、参加者と共に、多施設、多職種、多分野の人々と情報交換・ディスカッションしながら、日本のがん医療におけるACPの充実に向けて、課題や今後の方策を検討する機会としたい。そして、そして、第31回日本乳癌学会学術総会、第28回日本緩和医療学会学術大会へとつないでいきたい。   

委員会企画

編集委員会主催研修会

採択される質的研究論文を書くために押さえておきたいポイント
講  師  秋元 典子 (甲南女子大学 学長)
座  長  佐藤 まゆみ(順天堂大学大学院医療看護学研究科 教授)
企  画  日本がん看護学会編集委員会 佐藤まゆみ, 吉岡さおり, 飯岡由紀子,今井芳枝, 大石ふみ子, 大釜徳政, 佐藤一樹,
佐藤正美, 千﨑美登子, 堀越政孝,松原康美, 村上好恵
日  時  2月26日(日)14:20~15:20
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  質的研究では、インタビューや観察記録などの言語データを収集し、それを深く読み込んで分析していきます。質的研究で得た膨大なデータは、何度も見直し、書き直しながら、読者にとってわかりやすく記述していくことが重要です。しかし論文を投稿した結果、何が言いたいのかよくわからない、インタビューの内容と研究目的が合っていない、分析結果の抽象度が上がりすぎてテーマから離れているなどの、査読コメントが返ってきてがっかりしてしまうことがあるかもしれません。査読者はどのような点を見て質的研究論文を評価しているのか、質的研究論文を書く上でのポイントは何かをおさえおくことは、採択される質的研究論文を書くために役立つと考えます。
 そこで本研修会では、質的研究のスペシャリストであり、本学会をはじめ、多数の学会編集委員会委員長を歴任された秋元典子先生(日本がん看護学会 理事, 甲南女子大学 学長)より、採択される質的研究論文を書くために押さえておきたいポイントについてご講演いただくことを企画しました。具体例をあげながら質的研究の分析、書き方、査読者の視点からみた質的研究論文の評価などをご教示いただきたいと思います。質的研究論文を投稿予定の方、はじめて質的研究に取り組む方、質的研究を査読される方などにとって参考になる研修になると考えております。

教育研究活動委員会主催セミナー

がん看護の実践から研究まで使える患者報告アウトカム
講  師  宮下 光令 (東北大学大学院医学系研究科 教授)
座  長  糸川 紅子(日本赤十字秋田看護大学)
日  時  2月25日(土)10:00~11:00
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図   教育研究活動委員会では、最新のがん医療の進歩や変化するニーズに対応できるがん看護実践の普及のために最新がん看護研修を実施している。また、がん看護における標準ケアを実践できる力の醸成を図るための標準がん看護研修の準備を進めている。いずれの研修プログラムもがん看護実践力を高めることを主眼としているが、実践の評価については、第三者から見ても成果が理解できる評価指標の活用が求められる。そこで、教育研究活動委員会では、看護実践の評価指標としての患者報告アウトカム(PRO)の重要性に着目した。PROは、がん医療の分野でも患者の症状や苦痛、QOLなどを測定し、多職種連携・協働を推進するための共通言語として活用されている。また、研究における評価指標としても用いることが可能である。さらに看護実践の成果や課題を可視化し、がん看護に携わる看護師の実践力を高めるための教育的ツールにもなり得る。
 がん看護の実践力を醸成する研修を企画してきた委員会として、本セミナーではPROの第一人者である宮下光令先生を講師に迎え、PROに関する知見を深めるとともに、がん看護の質向上に寄与する実践や研究を牽引する知識を共有する機会としたい。
   

海外研修会

がん患者と家族のアドボケイト: 医療と地域社会におけるがん看護CNSの活動
講  師  Deborah (Debby) Hamolsky RN、MSN
座  長  梅田 恵(教育研究活動委員会 委員長)
日  時  2月26日(日)14:50~15:50
会  場  第5会場(パシフィコ横浜ノースG402)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり)※事前収録の為、質疑応答無し。
企画意図   がん看護で 36 年のキャリアを積んだ後、2016年に退職するまで UCSF Helen Diller包括がんセンターで、入院患者、在宅医療、外来患者のがん看護のケア向上のための多くの役割を果たしてきました。過去 23 年間、 UCSF ブレスト ケア センターででは、がん治療の改善に取り組む多くの委員会に参加、乳がんの臨床試験にも協力し、自身が、1986年にがんCNSとして修士号を取得したUCSF 看護大学で無給教員として教鞭をとりました。 Women's Cancer Resource Center や The Charlotte Maxwell Clinic などのコミュニティ組織で、コミュニティの人々に教え、サポートしてきた経験を大切にしています。退職後、乳癌の若い女性のためのサポート グループを共同で促進し、教育ウェビナーの開発をサポートし、UCSF 看護大学でゲスト講師を続けています。
 このプレゼンテーションでは、患者とその家族のアドボケイトに焦点を当てました。もともとは 2022 年 10 月に日本がん看護学会のがん看護専門看護師海外研修(on-line)で共有されたものです。その時の参加者の倫理的ジレンマに関する事例発表や、CNS が看護師と患者に専門知識をどのように活用できるかについての質問を受け、今回の内容を追加しました。
 アドボカシーの理解に取り組み、患者の経験を豊かにし、がん看護を取り巻く状況や地域社会の知識と安全性を高めるプログラムとプロセスの例を示します。さらに、がん治療へのアクセスや治療を受ける際に遭遇する問題を解決するための情報やリソースへのアクセス方法について、患者、家族、およびスタッフに通知することについての推奨事項を紹介します。がん患者や地域社会が経験するケアの必要性とケアへの障壁について学び、対処することは、私たちの専門家として挑む課題です。

国際活動委員会主催シンポジウム

がん患者の生きる力を引き出す東洋における医療文化の魅力
シンポジスト  HU, Wenyu (Professor, Chair, School of Nursing, National Taiwan University)
 SO, Winnie KW (Professor, Chinese University of Hong Kong; President, International Society of Nurses in Cancer Care)
 宮坂 文緒 (神奈川県立がんセンター 漢方サポートセンター 看護師)
座  長  水野 道代(筑波大学)
 鈴木 美穂(慶應義塾大学)
日  時  2月25日(土) 15:20~16:20
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図  
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 がん医療の現場で、がん患者が持つ生命力や回復力を引き出すために、通常の診療枠に一歩踏み込んだ形で取り入れている医療活動について、東南アジアの医療文化に焦点を当てて、3名のシンポジストを交えて語り合います。Hu氏は台湾で緩和医療の研究や教育に携わっており、So氏は東洋医学の視点を取り入れた症状管理の研究をされています。宮坂氏は漢方サポートセンターで日々がん患者の方々に看護ケアを提供されています。
 パンデミックの成り行きが不透明な一方、急速に診断・治療技術が進化する現代において、東洋の伝統的な医療文化ががん患者やがん医療にもたらす効用とその障壁について幅広い視点から知り、その中でがん看護が果たすべき役割について討議したいと思います。

SIGフォーラム

-自分の関心のある分野と仲間を見つけよう-
日  時  2月25日(土)13:40~15:10
会  場  第6会場(パシフィコ横浜ノースG403)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  SIG(特別関心活動グループ: Special Interest Group)は、「日本がん看護学会の会員が、自己の関心テーマにしたがって、志を同じくする者同士が集い、情報交換等を図って切磋琢磨し、より専門に特化した自己研鑽の場を共有すると同時に、テーマに関わるがん看護の質向上のために貢献すること」を目的として活動しております。
 SIGの活動は2006年から開始となり、現在20グループが活動しています。活動内容は、講師を招いての学習会や事例検討会の開催、メーリングリストなどを活用した日々の情報交換などが主になりますが、学術集会での交流集会の開催や患者指導用のパンフレット、ガイドラインの作成など、年々活動内容が充実してきております。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、学習会はオンラインによる開催と変化しており、参加しやすくなってきています。
 現在SIG登録メンバーは999名(22年10月時点)ですが、今後さらに活動を充実させ、各テーマに関わるがん看護を発展させていくためには、どのグループにも更に多くの仲間が必要です。
 今回の学術集会も、ハイブリッド開催(会場+オンライン)であるため、SIGフォーラムも同様の開催方法(ライブ配信・オンデマンド配信)といたします。SIGの目的や、現在活動している20グループがどのような活動しているのか、現地またはWebでプレゼンテーションし皆さんにお伝えします。
 ご自身が興味関心のあるテーマについて、どのような活動を行っているのか御覧ください。そして、気になるグループがありましたらぜひ参加してみてください。             

ガイドライン委員会主催シンポジウム

がん薬物療法に伴う血管外漏出に関する予防、発見、管理のup to date
~日本がん看護学会、日本臨床腫瘍学会、日本臨床腫瘍薬学会合同ガイドライン2023年版より~
シンポジスト  菅野 かおり (日本がん看護学会、公益社団法人 日本看護協会 神戸研修センター)
 松本 光史 (日本臨床腫瘍学会、兵庫県立がんセンター)
 龍島 靖明 (日本臨床腫瘍薬学会、独立行政法人 国立病院機構 埼玉病院)
座  長  飯野 京子(ガイドライン委員会副委員長,国立看護大学校)
 矢ヶ崎 香(ガイドライン委員会委員長,慶應義塾大学)
日  時  2月25日(土)13:40~15:10
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  近年、医療者の知識、技術等の進歩によりがん薬物療法の管理の質は向上しているものの、血管外漏出(Extravasation)は一定の頻度で生じる可能性がある。血管外漏出は、発赤,腫脹,疼痛,灼熱感,びらん,水疱形成のみならず,潰瘍化,組織壊死等の皮膚障害を引き起こす可能性もある。つまり、がん薬物療法に伴う血管外漏出の予防、管理は患者、家族、医療者にとって重要臨床課題である。
 本学会ガイドライン委員会は、本学会、日本臨床腫瘍学会、日本臨床腫瘍薬学会の3学会でがん薬物療法に伴う血管外漏出に関する合同ガイドライン2023年版(第3版)の改訂に取り組んできた。血管外漏出の発症予防,早期発見、悪化予防のための治療やケアを多職種で検討、実施するだけでなく、患者や家族の価値観・意向を考慮し,話し合いによって意思決定することが不可欠であり、ガイドラインはその根拠資料になりうる。同時に適切に活用されることが重要である。本シンポジウムでは、血管外漏出に関する重要臨床課題と クリニカルクエスチョン、推奨の概説および従来の推奨から変更した点を取り上げ、根拠に基づく実践を遂行するための知識や技術の習得を目指す。

がん看護技術開発委員会企画シンポジウム

がん看護に関わるCNS・CNの活躍の場を拡げる取り組み―「がん患者指導管理料イ・ロ」の更なる発展に向けて―
シンポジスト  吉田 詩織 (東北大学大学院医学系研究科がん看護学分野・助教)
 堀口 沙希 (国立がん研究センター中央病院・がん看護専門看護師)
 細矢 美紀 (がん看護技術開発委員会委員、国立がん研究センター中央病院・看護師長/がん看護専門看護師)
座  長  森 文子(がん看護技術開発委員会委員長、国立がん研究センター中央病院・副看護部長/がん看護専門看護師)
日  時  2月26日(日)9:10~10:40
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  本委員会は、がん看護技術の高い専門性が診療報酬上で評価されることを目指して活動している。特に「がん患者指導管理料イ・ロ」については、がん看護に関わる専門看護師や認定看護師の活躍の機会を通して、患者さんにとっての利益を拡大できるよう検討を重ねている。2022年9月には、「がん患者指導管理料イ・ロ」における情報通信機器を用いた遠隔面談導入を推進するため、テレナーシングの基本について学び、がん看護の臨床現場での実現可能性や課題について検討する研修会を開催した。
 第37回学術集会では、がん看護に関わるCNS・CNの活躍の場を拡げ、「がん患者指導管理料イ・ロ」を通した介入を患者さんに届けるための取り組みについて、情報共有と意見交換の場を設ける。また、「がん患者指導管理料における情報通信機器を用いた遠隔面談」についても、実際の導入や運用上の課題にどのように取り組んでいるか情報交換したい。がん診療を行う施設において、CNS・CNの活躍の場を拡大する取り組みについて、実践者や管理者の立場から、実践報告とともに今後の課題を提言していただき、「がん患者指導管理料イ・ロ」の更なる発展に向けて検討する機会を設けたいと考えている。

災害対策委員会主催研修会

コロナ禍において創出された外来がん薬物療法を受ける患者・家族へのケア
講  師  中山 祐紀子 (医療法人社団杏順会越川病院看護部/災害対策委員会委員)
 淺野 耕太 (京都第二赤十字病院 がん看護専門看護師)
 平松 玉江 (国立がん研究センター東病院 感染症看護専門看護師)
座  長  今津 陽子(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科/災害対策委員会委員)
 荒尾 晴惠(大阪大学大学院医学系研究科/災害対策委員会委員長)
日  時  2月26日(日)12:40~14:10
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  COVID-19は、大規模災害として位置づけられ、人々の生命や暮らしを脅かすとともに、医療や社会、生活様式の変更を余儀なくされてきた。がん看護においても、さまざまな困難に直面しながらも、これまで通常とされてきた看護実践にも創意工夫を加えながら、根拠のある情報提供やセルフケア支援、感染予防など新たな実践方法が生み出されてきた。本委員会では、2020年6月に作成、公開した「COVID-19に伴う外来がん薬物療法を受ける患者・家族への看護実践の手引き(第1.0版)」を最新の情報や知見に基づいて第2.0版として改訂し、2022年度中に公開予定である。しかしながら、3年間に及ぶ新型コロナウイルス感染は、今後も感染拡大の波を繰り返し蔓延し続けることが予測される。今年度の研修会では、外来がん薬物療法を受ける患者・家族への手引きの臨床での活用促進に向けて、改訂のポイントとその内容について紹介する。そして、改訂に関わったエキスパートとともにCOVID-19感染対策の中で積み上げられてきた看護実践内容について共有し合うことで、がん患者の持つ力を見出し支援するためのがん看護の方向性について検討する機会としたい。

将来構想推進委員会社会連携活動企画

学会と当事者団体の連携のあり方を考える~第一弾:AYA世代がん患者の支援者とともに~
講  師  岸田 徹 (NPO法人がんノート代表)
 多和田 奈津子 (若年がん患者会ローズマリー世話人代表/一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事)
 津村 明美 (認定NPO法人 横浜こどもホスピスプロジェクト/JSCN小児・AYA世代がん看護SIGメンバー)
座  長  荒尾 晴惠(大阪大学大学院医学系研究科/JSCN副理事長、将来構想拡大会議副委員長)
 遠藤 久美(静岡県立静岡がんセンター/JSCN将来構想推進委員会委員)
日  時  2月25日(土)15:20~16:20
会  場  第6会場(パシフィコ横浜ノースG403)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり
企画意図
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  日本がん看護学会将来構想委員会は、学会の将来の方向を見定めて、期待されるがん医療・がん看護の質向上に向けて計画的に変革をし、更なる発展をめざすことを推進することを目的として作られた委員会です。
 将来構想の柱の一つに「社会連携活動の推進」があり、今回その実行プランとして「学術集会での関連組織や患者団体との連携企画」を実施いたします。この企画の目的は「より良いがん医療・看護のあり方をともに検討する仕組み作りの第一歩として、日本がん看護学会と当事者団体の具体的な連携方法を見出すこと」です。当事者の団体が学会に何を望み、実行可能な連携には何かあるのか等について会場の参加者も含めて検討する機会を持ち、本学会と患者団体との連携のあり方を検討する足がかりとしたいと考えております。
 今回は第一弾として、全国的な活動をされているAYA世代関連の当事者団体の方に演者としてご参加いただきます。がん医療・看護の質向上のために、AYA世代に限らず、看護師としてそして本学会として具体的にどのような連携や活動ができるのかを、当事者の方々と考え、語り合う時間にしたいと思っております。多くの方のご参加をお待ちしております。

交流集会

交流集会1

がん看護の中にゲノム医療を浸透させていこう~院内教育システムの構築を考える~
日  時  2月25日(土)10:00~12:00
会  場  第8会場(パシフィコ横浜ノースG412)
開催方法  会場開催のみ(ライブ配信なし、オンデマンド配信なし

交流集会2

マーガレット・ニューマン理論に導かれたケアは、多忙な現場の限られた時間の中で、
どのようにがん患者・家族の持つ力を支援することができるのか?
日  時  2月25日(土)10:00~12:00
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会3

がん看護実践に活かすMemorialカンファレンス・ガイドの作成の取り組み
日  時  2月25日(土)13:40~14:40
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会4

親のがんを知らされたこどもと保護者への支援について
-コアラカフェ®の活動の実際-
日  時  2月25日(土)14:50~15:50
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会5

住み慣れた“居場所”での看取りを支える『看護』の工夫と知恵
その時々 ・・・・の最善を支援するために必要なことを考える―
日  時  2月25日(土)10:00~12:00
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会6

COVID-19蔓延下でのがん薬物療法看護認定看護師活動への影響
日  時  2月25日(土)13:40~15:40
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会7

患者の力を引き出すアピアランスケア
日  時  2月25日(土)15:50~16:50
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会8

がん疼痛患者を対象とした介入研究を多機関共同研究で行うためのロジスティクス構築
~非ランダム化比較対照試験に取り組んで~
日  時  2月26日(日)9:10~11:10
会  場  第8会場(パシフィコ横浜ノースG412)
開催方法  会場開催のみ(ライブ配信なし、オンデマンド配信なし

交流集会9

がんサバイバーが持つ「つながる力」を感じ、考え、支援する
~マギーズ東京来訪者の声から様々な支援のありようを考える~
日  時  2月26日(日)9:10~11:10
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会10

「がん患者の持つ力、それは患者力」
日  時  2月26日(日)12:40~14:40
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会11

自壊創のにおいと滲出液の管理 ~エビデンスと現場で活用できるケアHow to~
日  時  2月26日(日)14:50~15:50
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会12

【SIG災害がん看護企画】地域特性を考慮したがん患者と家族に対する災害支援
〜都市、地方ならではのご当地災害対策について話し合おう〜
日  時  2月26日(日)9:10~10:10
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会13

「妊孕性温存を望む小児・AYA世代への看護」一緒に考えよう、私たちにできること
日  時  2月26日(日)10:20~11:20
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会14

糖尿病とがんを併せ持つ患者への支援
-がん薬物療法を受けるがんと糖尿病を併せ持つ患者へのセルフマネジメント支援ツールの開発
日  時  2月26日(日)12:40~14:40
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

交流集会15

看護管理の視点からがん看護の質の向上を考える~人的資源の活用を通して
日  時  2月26日(日)14:50~15:50
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー

教育セミナー1

周術期でBRCA検査を検討する患者と家族に必要な看護師の関わり
講  師  大川 恵 (聖路加国際病院 看護部 遺伝看護専門看護師)
座  長  井関 千裕 (兵庫県立西宮病院 がん看護専門看護師/乳がん看護認定看護師)
共  催  アストラゼネカ株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー2

がん化学療法に輸液ポンプを有効活用するには
講  師  菅野 かおり(日本看護協会神戸研修センター 教育研修部 認定看護師教育課程課長
がん薬物療法看護認定看護師)
 森本 佐登美(社会医療法人 愛仁会 明石医療センター 看護部 外来看護科 がん診療支援センター 主任
がん薬物療法看護認定看護師)
座  長  神田 清子 (高崎健康福祉大学 保健医療学部 看護学科 学科長・成人看護学教授)
共  催  テルモ株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー3

乳がん治療薬アベマシクリブの最適な看護を目指して
~セルフマネジメント向上のために私たちができること~
講  師  一場 慶(群馬大学医学部附属病院 乳がん看護認定看護師)
 梅本 郁奈子(市立貝塚病院 乳がん看護認定看護師)
座  長  鈴木 久美 (大阪医科薬科大学 看護学部 教授)
共  催  日本イーライリリー株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第3会場(パシフィコ横浜ノースG314+G315)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー4

・HER2陽性転移・再発乳癌の薬物療法
 ~トラスツズマブ デルクステカンの副作用マネジメントにおけるポイント~
・がん薬物療法における有害事象マネジメントの共創
 ー「どうあるべきか」ではなく「どうありたいか」を考えるー
講  師  北野 敦子(聖路加国際病院 腫瘍内科 医幹)
 磯貝 佐知子(新潟県立がんセンター新潟病院 看護部 副看護師長/がん化学療法看護認定看護師)
座  長  入江 佳子 (筑波大学附属病院 看護部 がん看護専門看護師)
共  催  第一三共株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第4会場(パシフィコ横浜ノースG401)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー5

・曝露対策に関する患者さんへの教育について
・看護師の教育をどのように行うのか
講  師  高橋 由美 (北海道がんセンター 看護部 がん化学療法看護認定看護師)
 市川 智里 (国立がん研究センター東病院 看護部 がん看護専門看護師)
座  長  西脇 可織 (小牧市民病院 がん看護専門看護師)
共  催  日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第5会場(パシフィコ横浜ノースG402)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー6

いま知っておきたい「がん免疫とirAE」~知ればケアがきっとよくなる~
・看護師のための“がん免疫”かんたん解説
・irAEの患者支援~看護師が押さえておくべきエッセンス~
講  師  冨樫 庸介(国立大学法人岡山大学学術研究院医歯薬学域 腫瘍微小環境学分野 教授)
 長崎 礼子(がん研究会有明病院 看護部 がん化学療法看護認定看護師)
座  長  水野 道代 (筑波大学 医学医療系 教授)
共  催  ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社/小野薬品工業株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第6会場(パシフィコ横浜ノースG403)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー7

最新の知識でがんの痛みを緩和しよう ~がんの診断・治療からフレイルまでの疼痛治療~
講  師  林 ゑり子(公立大学法人横浜市立大学 医学部 看護学科 成人看護学領域 がん看護専門看護師)
座  長  田村 恵子 (京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 先端中核看護科学講座 緩和ケア看護学 教授
がん看護専門看護師)
共  催  久光製薬株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー8

前立腺がんにおける最新の治療法~看護師との連携の重要性~
・前立腺がん放射線治療におけるハイドロゲル直腸スペーサーの役割と注意点
・前立腺がん治療における医師との連携
講  師  津村 秀康(北里大学病院 泌尿器科 講師)
 藤木 浩子(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立多摩総合医療センター
がん放射線療法看護認定看護師)
座  長  塩澤 綾 (地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター 看護局 がん看護専門看護師)
共  催  ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー9

看護師のためのirAEマネジメント~患者さんのためにできること~
・免疫チェックポイント阻害薬治療とirAEマネジメントの重要性
・これからのirAEチームマネジメントに期待される看護師の役割
講  師  駄賀 晴子(大阪市立総合医療センター 腫瘍内科 部長)
 中村 理恵子(大阪市立総合医療センター がん薬物療法看護認定看護師)
座  長  中村 喜美子 (鈴鹿医療科学大学 看護学部 看護学科 がん看護専門看護師)
共  催  中外製薬株式会社
日  時  2月25日(土) 12:30~13:30
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー10

多職種連携を通じたirAEマネジメントのポイント 乳がん術前・術後薬物療法の観点から
・もっと知りたい、最新の免疫チェックポイント阻害剤併用療法とAEマネジメント
・irAEについてもっと知って、患者さんと一緒に早期発見
  
講  師  下井 辰徳(国立がん研究センター中央病院 腫瘍内科 医長)
 矢野 美穂(国立がん研究センター中央病院 看護部 通院治療センター がん化学療法看護認定看護師)
座  長  梅田 恵 (ファミリー・ホスピス株式会社 執行役員・品質管理責任者 がん看護専門看護師)
共  催  MSD 株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第1会場(パシフィコ横浜ノースG301+G302)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー11

知っておきたい、治療期の食欲不振・体重減少ケア~がん悪液質治療を考える~
・がん治療における集学的支持療法の重要性~消化器外科医の視点から~
・集学的支持療法において、看護師が出来ること
講  師  今村 博司(市立豊中病院 外科主任部長 兼 がん診療部副部長)
 秦 真由美(市立豊中病院 がん化学療法看護認定看護師)
座  長  柏木 夕香 (新潟県立がんセンター新潟病院 がん看護専門看護師)
共  催  小野薬品工業株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第2会場(パシフィコ横浜ノースG303+G304)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー12

肺がん治療のEGFR阻害薬による皮膚障害:スキンケア指導の実践
講  師  西野 和美 (大阪国際がんセンター 呼吸器内科 主任部長)
 谷口 純子 (大阪国際がんセンター 看護部 がん化学療法看護認定看護師)
 山﨑 直也 (国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 科長)
座  長  矢ヶ崎 香 (慶應義塾大学 看護医療学部 教授)
共  催  日本イーライリリー株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第3会場(パシフィコ横浜ノースG314+G315)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー13

・危険予知トレーニングの概要
・危険予知トレーニングの実際~こころあるがん看護をめざして~
講  師  細川 香代子(医療法人財団 荻窪病院 看護部長)
 番匠 章子(北里大学北里研究所病院 医療安全管理室 がん看護専門看護師)
座  長  増島 麻里子 (千葉大学大学院看護学研究院 教授)
共  催  中外製薬株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第4会場(パシフィコ横浜ノースG401)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー14

がんゲノム医療のあるある
・がんゲノム医療の概要と診療の実際ー相談内容を中心にー:がんゲノム医療中核拠点病院の立場から
・看看連携で支えるゲノム医療:がんゲノム医療連携病院の立場から
・がんゲノムパネル検査の紹介事例と相談支援:非がんゲノム医療病院の立場から
講  師  杉山 育子 (東北大学病院 看護部 がん看護専門看護師)
 岸田 さな江 (獨協医科大学病院 看護部 がん看護専門看護師)
 飯尾 友華子 (青梅市立総合病院 がん相談支援センター がん看護専門看護師)
座  長  片岡 純 (愛知県立大学 看護学部 成人慢性期看護学 教授)
共  催  インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第5会場(パシフィコ横浜ノースG402)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり

教育セミナー15

頭頸部アルミノックス治療(光免疫療法)実施に際しての運用・看護のポイント
・頭頸部アルミノックス治療の概要
・頭頸部アルミノックス治療実施に際しての運用・看護のポイント
・頭頸部アルミノックス治療(光免疫療法)実施に向けた環境及び体制整備
講  師  鳥居 淳一 (がん研究会有明病院 頭頸科 医師)
 横井 麻珠美 (がん研究会有明病院 がん化学療法看護認定看護師)
 早坂 紀子 (がん研究会有明病院 病棟看護師長)
座  長  橋口 周子 (神戸大学医学部附属病院 看護部 がん看護専門看護師)
共  催  楽天メディカル株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第6会場(パシフィコ横浜ノースG403)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信あり

教育セミナー16

最適な慢性GVHD管理
・造血幹細胞移植に伴う慢性GVHD ~治療のポイントと、看護師に期待する役割~
・慢性GVHDの適切な看護 ~必要な知識・技術と、岡山大学の実践例~
講  師  鴨井 千尋 (岡山大学病院 血液・腫瘍内科、造血幹細胞移植支援センター)
 山成 洋子 (岡山大学病院 看護部 BCR副看護師長)
座  長  森 文子 (国立がん研究センター中央病院 副看護部長 がん看護専門看護師)
共  催  ノバルティス ファーマ株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第7会場(パシフィコ横浜ノースG404)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー17

外来がん薬物療法看護の新たな取り組み~看護師による診察前問診~
講  師  本間 織重 (昭和大学病院 がん看護専門看護師)
座  長  糸川 紅子 (日本赤十字秋田看護大学 看護学部 看護学科 准教授)
共  催  ファイザー株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第9会場(パシフィコ横浜ノースG413)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー18

大腸がん化学療法における看護師の役割
・大腸がんにおける当院のレゴラフェニブの使用経験
・レゴラフェニブ治療における症状マネージメントへの取り組みと成果
講  師  山北 伊知子 (広島市立北部医療センター安佐市民病院 がんゲノム診療科 兼 腫瘍内科 部長)
 小原 由里 (広島市立北部医療センター安佐市民病院 がん化学療法看護認定看護師)
座  長  藤澤 陽子 (千葉大学医学部附属病院 看護師長 がん看護専門看護師)
共  催  バイエル薬品株式会社
日  時  2月26日(日) 11:30~12:30
会  場  第10会場(パシフィコ横浜ノースG414)
開催方法  ハイブリッド開催(会場+オンライン、オンデマンド配信なし

教育セミナー19

がん患者の在宅療養が上手くいくコツ~訪問看護と病院看護の連携~
・がん患者の退院調整の困りごと
・在宅におけるがん看護~訪問看護と病院看護との連携~
講  師  牧 克仁 (昭和大学病院 看護部 緩和ケア認定看護師)
 平原 優美 (日本訪問看護財団常務理事、在宅看護専門看護師)
座  長  海津 未希子 (みその生活支援クリニック/生活支援ステーションじょんのび がん看護専門看護師)
共  催  ファミリー・ホスピス株式会社
開催方法  WEB開催のみ(オンデマンド配信)